伊賀でも甲賀でもない忍者寺
金沢の妙立寺(みょうりゅうじ)。通称 忍者寺。
実際は忍者とは関係なく外敵から守るために様々な仕掛けやからくりがあることから忍者寺と呼ばれるようになったそうです。
金沢駅からLL(左回り)の周遊バスに乗って15分ぐらいの広小路のバス停で降ります。バス停からは徒歩1、2分。
拝観は予約制で電話予約のみ受付ということで前日に電話して10時で予約しました。
当日でも定員に余裕があれば受付してくれるようです。
まずは本堂で忍者寺の歴史や概要を音声で説明してくれます。その後ガイドの案内のもと堂内を一回りします。
お賽銭箱の落とし穴やお殿様が参拝するための中二階の部屋。
切腹のためにどんでん返しが付いた扉の部屋。大きな石を切り出して作られた井戸。そこから水を汲んでお茶を作る部屋。満月、雲、富士山を表現した壁がある茶室。富士山の群青色の青とてもキレイでした。
建物は井戸を中心に作られています。井戸には金沢城まで抜けられる横穴もあるそうですが、真意は不明みたいです。
これは明かりとり階段。白い部分は障子で外敵が浸入した時に中から影が映り察知できる。しかも障子だから中から槍で攻撃もできちゃうというわけです。扉も中に入ると仕掛けがあります。
木の自然な曲線を利用した梁も美しかったです。
他にも隠し階段やら望楼もあり、敵から守るための創意工夫があらゆるところに施されていて見どころ満載で予想以上に面白かったです。
拝観は40〜50分です。
金沢に来たらマストで行くべきだと思います!
拝観料:1,000円
注意点:拝観は要予約(電話予約のみ)、堂内撮影禁止